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中級者向けリスク管理

流動性リスク

りゅうどうせいりすく

ひとことで言うと

投資している資産を、売りたい時に売れない、または安値でしか売れない危険性のことです。

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詳しい解説

流動性リスクとは、あなたが持っている株や不動産などの資産を、「今すぐ現金にしたい!」と思った時に、すぐに現金化できなかったり、希望する価格よりもずっと安い値段でしか売れなかったりする危険性のことです。まるで、急いで水を飲みたいのに、コップに水が少ししか入っていない状態に似ています。

投資において流動性リスクを理解することは非常に重要です。なぜなら、予期せぬ出費が発生したり、もっと魅力的な投資機会が急に現れたりした際に、投資している資産がすぐに現金化できないと、必要な資金が手に入らなかったり、チャンスを逃したりする可能性があるからです。特に、株式市場の取引量が少ない(流動性が低い)銘柄や、不動産、未公開株など、売買に時間がかかったり、買い手が見つかりにくかったりする資産では、このリスクが高まります。

初心者は、人気のある大企業の株はいつでも売れるから流動性リスクはない、と考えがちですが、市場全体が暴落しているような状況では、たとえ普段人気の銘柄でも買い手がいなくなり、売買が成立しにくくなることがあります。また、「買ったらいつでも売れる」と思っていても、指値注文ではなかなか約定せず、成行注文にすると希望よりもずっと安い価格で売れてしまう、という事態も起こり得ます。このリスクは、いざという時に大きな損失に繋がりかねません。

投資を行う際は、その資産がどれくらいの流動性を持っているかを確認しましょう。株式であれば、出来高(その株がどれくらい取引されているか)が多い銘柄を選ぶことである程度リスクを抑えられます。また、投資資金の全てを流動性の低い資産に投じるのではなく、いつでも現金化できる預貯金や、換金性の高い資産も一定割合で保有しておくなど、資産全体でバランスを取ることが重要です。自分のライフプランや、今後必要になるかもしれない資金のタイミングを考慮して、資産全体で流動性を考慮に入れましょう。

具体例

新興企業の株を100万円分購入したCさん。普段の1日の取引量が1000株程度と非常に少ない銘柄でした。急な医療費が必要になり、すぐに現金化しようと売却注文を出しましたが、買い手がほとんどおらず、市場価格よりも20%も安い価格でしか売却できませんでした。これは、株の「流動性リスク」が高いがゆえに起こった事態です。

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